世界初。ドライアイス「パウダー」式冷却装置DIPS10-1SA
「クーラントに革命を」。
加工点を冷却するクーラントにドライアイス「パウダー」を採用した「DIPS」のシステム。
「DIPS10-1SA」はそのシステムを装置として具現化した第1弾です。
ドライアイスの原料である「炭酸ガス」の「ガス」を冷却に採用したシステムは欧米を中心に既に実用化されていますが、それは「冷やす」だけのシステム。急激な冷却がワークやツール、装置などに与える影響は小さくありません。
さらには大気中の水分と結合し「結露」する。長時間の加工の際には、ワークもツールも真っ白な雪の塊状態に…。
DIPSのシステムは「冷却」だけではありません。
「不活性雰囲気」をキーワードのひとつに、最適な量のドライアイスを加工点へ。
クーラントの常識を大きく覆す画期的なシステムが遂に装置に。それが「DIPS10-1SA」です。
コンパクトな筐体
装置はその制御全般を司る「制御ユニット」と、液化炭酸ガスからドライアイスが生成され、2mのホースとノズルが接続された「メインユニット」の2つに分かれています。
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<左>制御ユニット DIPS10-1SA-C <右>メインユニット DIPS10-1SA-M メインユニットは149(W)*200(D)*430(H)mm、制御ユニットは330(W)*149(D)*200(H)mmととてもコンパクト。さらに標準のユニット間接続ケーブルの長さはカスタムも可能。 制御ユニットを作業者の手元に、メインユニットは加工機の上部になど、レイアウトも思いのままです。 |

シンプルなシステム
システム構成はとてもシンプル。
DIPSのメインユニットと制御ユニットを接続したら、後はエアと液化炭酸ガスを接続するだけ。
エア関連機器及び液化炭酸ガス関連機器の接続セットは全てDIPSの標準セットに付属しています
↓<システム構成>
※上図のうち、お客様にご用意頂くのは以下の3点です。
■液化炭ガスボンベ(30kg・サイフォン管式)
■1次側エア(コンプレッサーのアウトから装置手元までの配管まで)
■電源(AC100V)×2口
ノズルを固定すれば準備完了
後はノズルを加工点に向けて固定するだけ。
お手持ちのマグネットスタンド等にノズルを固定し、加工点から約50mm〜約100mm程度の距離にノズルの先端がくるようセッティングします(主軸や加工機可動部との干渉にはご注意下さい)。
シンプルな分だけ取付も取外しも簡単。今日はマシニングセンタ、明日は2号機、明後日は旋盤、来週は第2工場へ持って行こう。そんな使い方もDIPSならば実現できます。
装置仕様
DIPS10-1SA装置仕様 | |
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装置寸法 | メインユニット:149(W)*200(D)*430(H)mm 制御ユニット:330(W)*149(D)*200(H)mm |
装置重量 | メインユニット:6.5kg 制御ユニット:4.5kg |
噴射ノズル | 1本(噴射幅:Φ6mmスポット) |
混合ホース | 1本・長さ2m(最大3mまでオプション対応) |
噴射圧力 | 0.45Mpa(最大)常用0.35Mpa |
粒子大きさ | 約5〜30um |
冷却媒体 | 液化炭酸ガス |
液化炭酸ガス流量 | 0.25kg/min(最大)6Mpa(常用・ボンベ内充填内圧) |
ガス供給方式 | 液化炭酸ガスボンベ(サイフォン管式必須) |
供給電源 | AC100V(2口) |
設置環境条件 | 直射日光の当たらない室温28℃以下の環境 通気性のある場所で、室外へ排気のできる環境 |
その他 | その他仕様詳細についてはお問合せください |
カタログダウンロードできます
DIPS10-1SAのカタログがダウンロードできます。
左側メニューの「ダウンロード」にあります「DIPS10-1SAカタログ」をクリックしてください。
PDFファイル形式でダウンロード可能です。