DIPSとは?
Dry Ice Powder Systemの略。
液化炭酸ガスボンベから二酸化炭素を液状のまま装置に引き込み、ドライアイス粒子(パウダー)をリアルタイムに生成。
高圧のエア流に乗せて噴射して加工点にドライアイス粒子(パウダー)を到達させる装置の事。
ドライアイス粒子(パウダー)が対象物に衝突、瞬時に気化(昇華)し体積が750〜800倍に膨張。ガス化することによって局所的に不活性化雰囲気を生成します。
<概念図>
相対的に酸素濃度を減らすことにより、局所の熱の発生を抑制すると同時に、酸素濃度の減少による工具の酸化も抑制。
結果として工具の寿命を延ばす効果や、より効率的な加工条件の達成に貢献します。
ドライ環境での理想的な冷却を実現
■ドライアイス粒子は大気圧下では瞬時に昇華・ガス化するため、残渣物が一切発生しません。
■ドライアイスパウダーにはアシストエア圧以外に一切のパワーがありません。
よって、ワーク表面への影響も一切なく、ワークが何らかのダメージを負う事も一切ありません。
■クーラントとしては完全にドライな環境での作業が実現、加工後工程の簡略化にも大きく貢献します。
クーラントの常識を打ち破る全く新しいクーラント。それがDIPSなのです。
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